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温度コントローラーCONTROL

温度コントローラー
ヒーターの単品制御 ヒーターの複数制御 ヒーターへの取り付け可能 RoHS 型代不要



 特 徴


温度制御の必要性

基本的に、ヒーターには自己温度制御性がありません。
つまりヒーターに電圧を印加すると、飽和するまで温度上昇します。もしその飽和温度がヒーターの耐熱温度を超えている場合
故障などのトラブルにつながります。また、周囲温度の違いで飽和温度も変化します。
このためヒーターにセンサを取り付け、温度コントローラーにて制御する必要があります。
温度制御を行うことで周囲環境、気温等に影響されずヒーターの温度を一定に保つことができます。

また、加熱・保温したい物によって制御温度を変更できます。(※サーモスタットなどの一点固定式では無く温度コントローラーの場合。)
さらに、消費電力を大きくしてヒーターの立ち上がり時間を短くすることも可能です。

当社は今までの経験と実績で、お客様に適切な「ヒーターのご使用方法」、「温度制御」をご提案できます。
もし温度コントローラーとヒーターについてご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。


温度コントローラーの仕組みと取り付け

ヒーターと温度コントローラーの取り付け例
温度コントールするには準備が必要です。ただヒーターに接続すればいいのでなく「温度センサー」で温度を拾う必要があります。それについて解説していきます。
◇用意するもの◇
・シート型ヒーター(今回はシリコンラバーヒーター)
・温度コントローラー(MET 3)
・温度センサー(サーミスタ測温体)

◇仕組み◇
ヒーターの中心付近に温度センサーを設置。なぜかと言うと、中心付近のほうが温度が高くなるからより正確にコントロールするためです。温度センサーとヒーターのリード線を温度コントローラーに取り付け(右図のMET 3の下部分)後はご希望の温度に設定するだけです。
※サーミスタを設置する際に「
サーミスタポケット」というサービスも行っており、これによりサーミスタへの保護ができます。


 種 類



温度コントローラー

型式 DG2N-100(200) MTCS TKT-44(特注品)
写真 温度コントローラー 温度コントローラー 温度コントローラー
特徴 操作性○、コンパクト 正確性◎、PID制御、
無接点リレー(※1)
多連式、PID制御
無接点リレー(※2)
温度 -40℃~200℃ -40℃~200℃ -40℃~200℃
最大電流 15A 20A 10A
温度センサー 熱電対 熱電対、白金測温抵抗体 熱電対、白金測温抵抗体
型式 EC-1 E5LD-5 ( 6,7 ) TC-1N
写真 温度コントローラー 温度コントローラー 温度コントローラー
特徴 ダイヤル設定 ローコスト、コンパクト タイマー機能付き
温度 -20℃~100℃ -40℃~40℃ ( E5LD-5 )
-20℃~60℃ ( E5LD-6 )
30℃~110℃ ( E5LD-7 )
-40℃~200℃
最大電流 12A 3A 12A
温度センサー 熱電対 サーミスタ測温体 熱電対

(※1) PID制御とは
温度制御の種類の中で最もよい制御特性が得られる。要は、温度設定誤差が非常に少ないことが期待できます。

(※2) 無接点リレーとは
半導体リレーを用い物理的な接点を使わずに回路をon/offします。要は、寿命が長持ちします。
ちなみに無接点リレーの反意語は有接点リレーといい、金属接点が物理的に接触したり離れたりする方法です。


温度センサー

 品名  熱電対  サーミスタ測温体  白金測温抵抗体
 写真  写真  写真  写真
 概要 2種類の金属から生じる温度差(熱起電力)を利用して、測定したい箇所の温度を知ることができる。 金属酸化物や半導体などの電気抵抗が温度で変化することを利用して温度を測定する。 基本的に熱電対と同じ原理の測定方法だが、素材にきわめて純度の高い白金線を抵抗体としてるため精度が高い。
 長所 コストが安い
・高温まで測定可能
・温度測定範囲が広い
・熱応答が早い
・振動・衝撃に強い
・熱応答が早い
・リード線の抵抗の誤差が小さい
・精度が高い
 短所 ・測温抵抗体と比較すると測定精度に劣ります ・温度測定範囲が狭い
・振動・衝撃に弱い
・コストが高い
・熱応答が遅い
・振動・衝撃に弱い
・リード線の抵抗の影響を受けやすい


 オススメの組合せ


温度コントローラーのコストダウン 温度コントローラーの簡単操作 温度コントローラーの高精度 温度コントローラーによるヒーターの複数制御

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注意点 ご注意下さい 注意点

  • 防水構造ではありません。水、油、溶剤などのかからない場所でご使用ください。
  • ヒーターの表面温度は被加熱物の材質、形状,断熱材の有無、周囲温度など使用環境によって異なります。ヒーターの選定に際しては使用条件を十分ご検討ください。
  • ヒーターには自己温度制御性はありません。過熱防止のため、ヒーターの表面温度が耐熱温度を超えないよう、電子コントローラー、サーモスタット、温度ヒューズなどの温度センサーを用いヒーター表面の温度コントロールをしてください。
  • ヒーターは被加熱物に密着させてください。密着が完全でないと熱伝導が悪いばかりでなく、空気層が残りヒーター局部過熱の原因になります。
  • ヒーターどうしは絶対に重ね合わせないでください。異常過熱の原因となります。
  • ヒーターおよびリード線には絶対に傷をつけないでください。絶縁不良や断線の原因となります。
  • ご使用中はヒーター表面に絶対にさわらないでください。やけどの恐れがあります。