基本的に、ヒーターには自己温度制御性がありません。
つまりヒーターに電圧を印加すると、飽和するまで温度上昇します。もしその飽和温度がヒーターの耐熱温度を超えている場合
故障などのトラブルにつながります。また、周囲温度の違いで飽和温度も変化します。
このためヒーターにセンサを取り付け、温度コントローラーにて制御する必要があります。
温度制御を行うことで周囲環境、気温等に影響されずヒーターの温度を一定に保つことができます。
また、加熱・保温したい物によって制御温度を変更できます。(※サーモスタットなどの一点固定式では無く温度コントローラーの場合。)
さらに、消費電力を大きくしてヒーターの立ち上がり時間を短くすることも可能です。
当社は今までの経験と実績で、お客様に適切な「ヒーターのご使用方法」、「温度制御」をご提案できます。
もし温度コントローラーとヒーターについてご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
型式 | DG2N-100(200) | MTCS | TKT-44(特注品) |
写真 | ![]() |
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特徴 | 操作性○、コンパクト | 正確性◎、PID制御、 無接点リレー(※1) |
多連式、PID制御 無接点リレー(※2) |
温度 | -40℃~200℃ | -40℃~200℃ | -40℃~200℃ |
最大電流 | 15A | 20A | 10A |
温度センサー | 熱電対 | 熱電対、白金測温抵抗体 | 熱電対、白金測温抵抗体 |
型式 | EC-1 | E5LD-5 ( 6,7 ) | TC-1N |
写真 | ![]() |
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特徴 | ダイヤル設定 | ローコスト、コンパクト | タイマー機能付き |
温度 | -20℃~100℃ | -40℃~40℃ ( E5LD-5 ) -20℃~60℃ ( E5LD-6 ) 30℃~110℃ ( E5LD-7 ) |
-40℃~200℃ |
最大電流 | 12A | 3A | 12A |
温度センサー | 熱電対 | サーミスタ測温体 | 熱電対 |
品名 | 熱電対 | サーミスタ測温体 | 白金測温抵抗体 |
写真 | ![]() |
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概要 | 2種類の金属から生じる温度差(熱起電力)を利用して、測定したい箇所の温度を知ることができる。 | 金属酸化物や半導体などの電気抵抗が温度で変化することを利用して温度を測定する。 | 基本的に熱電対と同じ原理の測定方法だが、素材にきわめて純度の高い白金線を抵抗体としてるため精度が高い。 |
長所 | ・コストが安い ・高温まで測定可能 ・温度測定範囲が広い ・熱応答が早い ・振動・衝撃に強い |
・熱応答が早い ・リード線の抵抗の誤差が小さい |
・精度が高い |
短所 | ・測温抵抗体と比較すると測定精度に劣ります | ・温度測定範囲が狭い ・振動・衝撃に弱い |
・コストが高い ・熱応答が遅い ・振動・衝撃に弱い ・リード線の抵抗の影響を受けやすい |
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